
コピー&マーケティング株式会社 代表取締役
山田 秀平(やまだ しゅうへい)
24歳で起業後、世界トップクラスのマーケッターやコピーライターからビジネスを学び、年商3000万円に満たない企業をすぐに約17倍の年商5億まで成長させる。コンテンツマーケティングでは、累計で12万人以上を集客してきた。現在はコンテンツマーケティングのインハウス支援に取り組んでいる。
SEO対策の中の一つに、既存のwebページの内容(コンテンツ)を改善していく「コンテンツSEO」があります。
コンテンツをユーザーや検索エンジンにとって優良なものにしていくことで、webサイトに安定した集客が見込めます。
この記事では、コンテンツSEOとは何か、コンテンツSEOが注目される背景に、そのメリットとデメリット、実際どのように改善するのかを見ていきましょう。
目次
- 1 「コンテンツSEO」はSEO対策の一つ
- 2 コンテンツSEOが注目される背景
- 3 コンテンツSEOのメリット・デメリット
- 3.1 メリット1 コンテンツの数と比例して集客力が増えていく
- 3.2 メリット2 SNSのシェアで自然な被リンクを獲得し、SEO評価につながる
- 3.3 メリット3 中長期的にはコストパフォーマンスが高い
- 3.4 メリット4 潜在顧客の開拓につながるほか、ファンを増やせる
- 3.5 メリット5 企業への信頼度を高めるほか、業務効率化につながる
- 3.6 デメリット1 即効性の効果はない
- 3.7 デメリット2 コンテンツの作成や管理にリソースが必要である
- 3.8 デメリット3 検索エンジンの仕組みによる影響が出る
- 3.9 デメリット4 競合の強さによってコンテンツSEOの成否に影響が出る
- 3.10 デメリット5 企業活動の核になるコンテンツSEOは外注しにくい
- 4 コンテンツSEOを行うには
- 5 まとめ
「コンテンツSEO」はSEO対策の一つ
「コンテンツSEO」とは、優良なコンテンツを発信し続けることで、GoogleやYahoo!などの検索エンジンからのユーザーを獲得する手法を指します。
SEO対策が通常、webサイトの作りを工夫する対策であるのに対し、その中でもwebページの内容(コンテンツ)の品質に焦点を当てるのがコンテンツSEOです。
コンテンツSEOによって、次のSEO効果が期待できます。
- 検索エンジンから来るユーザーのクリック率が上がる
- ソーシャルメディア(SNS)の共有(シェア)で紹介されることなどによって良質な被リンクを獲得できる
コンテンツSEOが注目される背景
コンテンツSEOが注目され始めたのは、検索エンジンの性能向上からです。
それ以前は、SEO対策といえば、SEO評価を上げる仕組みを逆手に取った検索エンジン対策が中心でした。
外部のwebサイトからのリンク(被リンク)を大量に作ったり、キーワードを一致させるために隠しテキストを使ったりなどが横行していました。
今では、そういう低品質なwebサイトはぺナルティとして検索順位を下げたり検索から排除されたりするようになり、webサイトの中身で勝負をするコンテンツSEOが注目されるようになりました。
また、ソーシャルメディア(SNS)によるユーザーの情報発信の増加も、コンテンツSEOの追い風となっています。
新しくwebページを公開した時期だけでなく、本当に優良なコンテンツであれは、SNSのユーザーに発見された時に共有(シェア)されて、コミュニティ内に広がり、集客が期待できます。
細く長くロングテールの視点でwebサイトの集客を考える上で、コンテンツSEOは欠かせない重要な要素です。
webページに公開するコンテンツを、企業活動や販売活動のメインに据えた「コンテンツマーケティング」という考え方も珍しくなくなってきています。
コンテンツSEOのメリット・デメリット
コンテンツSEOのメリットとデメリットを5つずつご紹介します。
[コンテンツSEOのメリット]
- コンテンツの数と比例して集客力が増えていく
- SNSのシェアで自然な被リンクを獲得し、SEO評価につながる
- 中長期的にはコストパフォーマンスが高い
- 潜在顧客の開拓につながるほか、ファンを増やせる
- 企業への信頼度を高めるほか、業務効率化につながる
[コンテンツSEOのデメリット]
- 即効性の効果はない
- コンテンツの作成や管理にリソースが必要である
- 検索エンジンの仕組みによる影響が出る
- 競合の強さによってコンテンツSEOの成否に影響が出る
- 企業活動の核になるコンテンツSEOは外注しにくい
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
まずはメリットです。
メリット1 コンテンツの数と比例して集客力が増えていく
1つのコンテンツに集客力があり、それが細く長く続きます。
1つのコンテンツに別の検索キーワードを設定するため、増やせば増やすほど、集客できるSEOキーワードが増えていき、安定的な集客につながります。
優良なコンテンツが積み重なるほど、webサイト全体のSEO評価が高くなり、検索順位も上がり、さらに集客力が上がる、という集客のスパイラルが生まれます。
メリット2 SNSのシェアで自然な被リンクを獲得し、SEO評価につながる
優良なコンテンツは、検索上位になりやすいだけでなく、SNSでもシェアされやすいものです。
拡散されると外部のwebサイトで紹介されることも増え、良質な被リンクを獲得しやすくなります。
この良質な被リンクというのは、SEO評価として加算されるもので、ペナルティの対象となる機械的に大量に作る悪質な被リンクとは異なるものです。
優良な被リンクによって、webページの検索順位は上がり、webサイトそのもののSEO評価にもつながります。
被リンクについて、さらに詳しく知りたい方は、次もあわせてご覧ください。
メリット3 中長期的にはコストパフォーマンスが高い
自社webサイトがあり、社内で更新できる技術があれば、コンテンツSEOは予算がなくともすぐに始められます。
もしコンテンツを外注しても、制作費以外に後から請求されるようなことがないため、一度作ってしまえばそれ以降の費用はかかりません。
ただし、コンテンツSEOの効果が出るのには多少時間がかかるため、短期的に回収できるものではありません。
つまり、中長期的な視点で見た場合、コンテンツSEOはコストパフォーマンスがよいと言えるでしょう。
メリット4 潜在顧客の開拓につながるほか、ファンを増やせる
一般的に、チラシやCMなどの広告媒体では、商品やサービスなど、それが必要だとニーズを自覚している顧客にしかアピールすることができないと言われています。
ニーズをまだ自覚していない顧客「潜在顧客」を従来の広告手法でアピールするには、莫大な費用が必要で、到底コストパフォーマンスに優れたものとは言えません。
しかし、コンテンツSEOなら、コミュニケーションを意識したコンテンツを用意することで、潜在顧客にアピールすることができます。
コストパフォーマンスの判断には中長期的な視点が求められますが、作成費用だけで可能です。
自社の商品やサービスそのものを説明するようなコンテンツではなく、自社の事業や商品、サービスと関係する知識や情報を発信する、いわばユーザーとのコミュニケーションのためのコンテンツを作ると、潜在顧客の開拓につながるだけでなく、自社のファンを増やすことにつながります。
たとえば食品メーカーであれば「自社の食品を使ったプロ監修の料理レシピマンガ」をコンテンツとして用意します。
そのメーカーの製品に興味がなくとも、夕飯のレシピを探している人や、面白いマンガに興味を持った人が自社のwebサイトにアクセスします。
通常ではアピールできない層を呼び込むことができるのは、コミュニケーション系のコンテンツの利点と言えるでしょう。
また、コンテンツに顧客育成を進めてくれる要素が入っていることが理想的です。
ユーザーにとって役に立つ情報を提供するコンテンツはニーズを自覚させるため、ユーザーの購入行動につなげやすくなります。
たとえば「このメーカーの食品って値段高いし、作ってもあんまり美味しくないんだよね」という潜在顧客のネガティブな評価を「へー、こんなに手間のかかることして作ってるんだ、しかも原材料の産地にこだわって…え?こういう風に作るのが正しいの?作り方、間違えてたかも…」とよい評価に変えることができるかもしれません。
メリット5 企業への信頼度を高めるほか、業務効率化につながる
優良なコンテンツを増やすほど、ユーザーの信頼度が増し、購入行動につながります。
たとえば、家族のディナーのためにレストランを予約することになったとします。
あなたはどちらを選ぶでしょうか。
【レストランAのwebサイト】
「メニュー」のページに料理名だけが並んでいる。
【レストランBのwebサイト】
「メニュー」についての画像つきのwebページが用意されているほか、「今月のおすすめ」や「食材の産地について」などのコンテンツも並んでいる。
web上の情報だけで選ぶなら、少し高くてもレストランBを選びますよね。
ユーザーが求めるコンテンツを提供することは、顧客の愛着や信頼を高め、ブランディング効果を生みます。
また、コンテンツSEOでユーザーが求める情報を提示することで、ユーザー側は主体的に情報収集を行えるようになります。
事前にwebサイト上の情報をチェックしてから来店するので、相談や質問のポイントも明確になり、来店から購入までの時間が短縮されるのです。
これはユーザーにとっても嬉しいことですが、顧客と対面でやり取りする営業や販売員が、その場その場での説明に追われることがなくなるため、営業活動や接客に集中しやすくなり、自社側にも嬉しい業務効率化となります。
続いて、デメリットを見ていきます。
デメリット1 即効性の効果はない
コンテンツSEOは、集客効果が出るまでに時間がかかり、即効性の効果は期待できません。
その要因は3つです。
- 検索エンジンのために情報を集める自動巡回ロボットの「クローラー」の情報登録(インデックス)までの時間がかかること
- 検索エンジンのwebサイトの評価が定まるまでに時間がかかること
- コンテンツSEOはコンテンツの数を増やすほど集客効果が高まる仕組みであること
インデックスまでの時間を短縮し、数日で済んだとしても、その時点で検索上位になることはまずありません。
webページのSEO評価はユーザーの動きのデータも見ながら、検索順位に反映するため、新しいページはデータが少ないため、不利なのです。
そのコンテンツが優良であったとしても、検索上位に表示されるまでには2〜3ヵ月ほどはかかると思った方がよいでしょう。
コンテンツSEOは検索上位でなければ、集客効果は期待できないため、効果が出始めるのは早くて2〜3ヵ月後という試算になります。
また、初めの方はコンテンツ数自体が少ないため、集客効果も低くなりがちです。
中長期的な視点で計画的に継続的にコンテンツを作ることができなければ、まずコンテンツSEOは成功しないでしょう。
デメリット2 コンテンツの作成や管理にリソースが必要である
検索上位を狙える優良なコンテンツは、当然、作成や管理するのにリソースが必要です。
ユーザーが何を求めているのかという本質を、コンテンツという形で表現するためです。
営業や販売員などの立場によっても、そのニーズの捉え方は異なるため、コンテンツの中身をまとめ上げるのは非常に時間も労力もかかることでしょう。
また、時代の流れとともにニーズが変わるなどして、コンテンツの中身も改修する必要も出てくるはずです。
作りっぱなしにするのではなく、その時その時で見直すことができる柔軟な管理体制も必要だと言えるでしょう。
うっかり重複した内容のコンテンツを作って、SEO評価を下げることのないようにも注意したいものです。
重複コンテンツについて詳しく知りたい方は、次もあわせてご覧ください。
デメリット3 検索エンジンの仕組みによる影響が出る
検索エンジンの仕組みの変更で、検索順位が下がり、集客効果が下がることがあり得ます。
基本的にコンテンツSEOは検索エンジンが求めるユーザー第一主義「ユーザーファースト」の考えに則っているため、ペナルティを受ける確率が低い手法です。
コンテンツが多ければ、その分、検索キーワードに多様性があるので集客効果も安定しますが、設定する検索キーワードとユーザーのアクセス数に注意を払っておく必要はあるでしょう。
ある特定の1種類の検索キーワードによって、ユーザーアクセスを稼いでいるwebサイトの場合、そのキーワードの検索順位が低下すると、致命的です。
もし多様な種類のキーワードを設定していても、それがユーザーの流入につながっていないなら、それは特定の1種類の検索キーワードに頼っていることと同じことです。
自社のwebサイトの集客を支えるSEOキーワードが何かということと、そのアクセス数の動向はきちんと監視し、コントロールする必要があるでしょう。
デメリット4 競合の強さによってコンテンツSEOの成否に影響が出る
競合の強さによって、コンテンツSEOの成功は左右されます。
まだコンテンツSEOを行なっていない企業の多い事業分野や業界であれば、検索されやすいキーワードがSEO対策されていないことになるため、比較的成功しやすいと言えます。
競合があまりに強い場合、検索順位を上げることができないため、ニッチなキーワードばかりを選んでしまい、コンテンツSEOの集客効果も限定的になってしまいます。
詳しい人が関わるだけでも成功しやすくなるため、コンテンツSEOを始める場合は外部に助言や協力を求めるのもいいでしょう。
デメリット5 企業活動の核になるコンテンツSEOは外注しにくい
コンテンツSEOを外注すると多大な費用がかかります。
費用の問題だけではなく、正直なところ、コンテンツSEOはその性質上、外注に向いていません。
コンテンツSEOを行うということは「ユーザーが何を求めているか」という企業の抱える本質的な問いに答えを出すことと同じ意味を持ちます。
逆に言えば、その答えを持たない人たちがコンテンツSEOを行うことは困難を極めます。
外注するとしても、丸投げは無理です。
積極的に情報提供を求められ、いわばコンサルティング的な関わり方がなされるはずです。
厳しいことを言うようですが、外注先には「手伝ってもらう」感覚で主体的に行動しないと、まずコンテンツSEOは成功しないと言っていいでしょう。
コンテンツSEOを行うには
コンテンツSEOの本質は「体系的によくある質問ページを作ること」です。
商品やサービスを網羅的に、ユーザーが知りたいことをまとめて公開すること、それがコンテンツSEOに求められるものです。
手順について次の通りです。
- 自社商品・サービスをユーザー属性別に洗い出す
- 自社商品・サービスを求めるユーザーのニーズを分析する
- 作成するコンテンツの優先度を決め、SEOキーワードを洗い出す
- 競合のwebサイトを見て、SEOキーワードを選定する
- コンテンツの文章を書く
- コンテンツをwebページとして作成する
- webページを公開し、SNSなどで拡散する
①自社商品・サービスをユーザー属性別に洗い出す
自社商品・サービスを箇条書きにして洗い出します。
ユーザー属性が異なる場合、別のものとして扱うようにしましょう。
年齢や性別、使用用途など、ターゲットとするユーザー属性が違えば、求めている情報や検索キーワードも変わります。
ユーザー属性ごとに別のwebページを用意したほうが効果的なコンテンツSEOになります。
②自社商品・サービスを求めるユーザーのニーズを分析する
商品・サービスの洗い出しが終わったら、次はそれぞれのニーズ分析です。
その商品・サービスが必要な人の要望や悩みを考えてみましょう。
ユーザーに接する営業担当や接客担当に情報提供を受けるのもよいでしょう。
すでにweb上にFAQがあるなら、コンテンツとして見た目を整え、単独のwebページにしてしまうというのでも十分にコンテンツとして一部、成り立つケースもあるので、柔軟に発想しましょう。
③作成するコンテンツの優先度を決め、SEOキーワードを洗い出す
洗い出したニーズを、コンテンツとして統合します。
それぞれ検索キーワードを設定し、そのニーズを持つユーザーは、どんなキーワードで検索するかをイメージし、洗い出しましょう。
別項目として分けていたものの、内容にさほどボリュームが出なそうな場合、かつ検索キーワードが重複する場合は、1コンテンツにまとめてしまってもいいでしょう。
コンテンツをどの順番で作成するかの優先度は、3つの観点で決めるとよいでしょう。
- 顧客ニーズが高い
- 月間検索数の多いSEOキーワードなど、集客力が高い
- 新商品の宣伝など、情報の鮮度が高い
④競合のwebサイトを見て、SEOキーワードを選定する
作成するコンテンツのSEOキーワードで実際に検索し、検索上位の競合となるwebページを確認します。
【競合webページの確認ポイント】
- タイトルとページ概要(キーワードはどれを設定しているか)
- 目次(情報の網羅性はどのレベルか)
- 文章(説明の丁寧さはどのレベルか)
- 写真や図(図解の丁寧さはどのレベルか)
タイトルで、その競合webページがどのようなキーワードを設定しているかを確認します。
タイトルの中に検索キーワードが含まれていれば、同じSEOキーワードを設定しているとみていいでしょう。
多くの場合、検索上位のwebページでも、情報に網羅性がなかったり、用語の補足説明が不十分だったり、どこかしら付け入る隙はあるものです。
しかし、その競合を上回れる見込みが立ちそうにないほどの品質である場合、SEOキーワードを選び直すことも考えた方がよいでしょう。
また、検索キーワードに関連するキーワード「共起語」を含めた内容にすることで、効果的なコンテンツSEOが行えます。
Googleの検索結果画面で、下部に表示される「関連する検索キーワード」に表示されている、一緒によく検索されるキーワードが共起語にあたります。
共起語をうまく取り込むことでユーザーのコンテンツニーズを把握でき、競合と差をつけるコンテンツSEOにつながります。
SEOキーワードについて詳しく知りたい方は次もあわせてご覧ください。
⑤コンテンツの文章を書く
通常、社内関係者などに内容の承認をもらうことが予想されるため、コンテンツの文章原稿を用意する場合、GoogleドキュメントやMicrosoftWordなどの文書作成ソフトウェアで作りましょう。
なお、SEOライティングの3つのコツを守って書きましょう。
- ターゲットユーザーとゴールを決める
- ゴールに沿ったタイトルとリード文、目次を作る
- ターゲットユーザーの視点で表現する
ターゲットユーザーとゴールを決める
「ユーザーファースト」のコンテンツを作るには、何より、そのコンテンツを見てもらいたい対象となるユーザー「ターゲットユーザー」と、そのユーザーにコンテンツを見てどうなってもらいたいか、といった「ゴール」を最初に決めることが重要です。
ゴールに沿ったタイトルとリード文、目次を作る
巡回ロボットのクローラーは、きちんと構造化されたコンテンツを高く評価します。
主にクローラー対策はwebサイト化のコーディング作業の時に行われますが、ライティングの時に対策できる要素もあります。
それが、コンテンツの32文字以内の題名「タイトル」と、ターゲットユーザーやゴールなどを含めたコンテンツの位置付けの説明文「リード文」、コンテンツの全体像を見せる「目次」の3つです。
ターゲットユーザーの視点で表現する
目次ができていれば、あとはコンテンツ、本文です。
ユーザーの視点以前に、タイトルと本文がずれないよう、ゴールを意識して書く必要があります。
説明を進めているうちに、文脈がそれて主旨がゆがむのはよくあること。
タイトル通りのコンテンツになっているか、書いた後に必ず見返すようにしましょう。
ターゲットユーザーの視点で表現するには、まず、専門用語の補足説明を入れましょう。
例えば、この記事でも、初登場の用語には必ず、補足説明をつけていますが、これはコンテンツの信頼性の向上のためです。
言葉は人や使う場面によって意味合いが異なります。
「この記事ではこういう意味で使用する」ということを宣言することで、誤解されにくくなります。
他にも「3つのコツ」というような数字や数値を盛り込むことも、同様にコンテンツの信頼性につながります。
競合のコンテンツを見て、補足説明をどんな風にしているかを見てみるのもおすすめです。
覚えておきたいのは「全てを丁寧に説明することがユーザビリティではない」ということです。
ゴールを踏まえて特に取捨選択し、ざっくりと簡潔な表現をすることが必要です。
例えば、タイトルと関連性の低い説明を省略してみましょう。
必要としている情報だけを掲載する姿勢がクローラーに評価されれば、SEO対策につながります。
⑥コンテンツをwebページとして作成する
書き上げたコンテンツの文章原稿をwebページ化します。
原稿をwebページにするとき、適宜、画像を挟むようにしましょう。
ユーザーが途中で読むのをやめて別のページに行く「離脱」をされないように1ブロックに1枚を目安に画像を設置するとよいでしょう。
画像に関しては、次もあわせてご覧ください。
関連ページへの内部リンクも配置しましょう。
ユーザーの利便性だけでなく、閲覧ページ数や滞在時間が増加することで、SEO評価にもつながります。
SEO対策で重要なHTMLタグを設定することも忘れないでください。
⑦webページを公開し、SNSなどで拡散する
webページを公開したら、SNSなどで拡散し、被リンクを増やすように努めましょう。
この後は、コンテンツの優先度にあわせ、コンテンツを作成し続けることになります。
その際、ある程度、コンテンツが出揃った時点、検索上位になってもおかしくない2〜3ヶ月後を目処に、コンテンツを見直しましょう。
検索上位になっていない場合、SEOキーワードとコンテンツ内容が一致していなかったり、タイトルとコンテンツの中身にズレがあったり、リライトをする必要がある可能性が高いです。
コンテンツSEOはコンテンツの数で決まるため、競合webサイトを参考に潜在顧客を発掘するような新たなコンテンツをどんどん追加する数の視点も重要です。
しかし、コンテンツのリライトで、検索上位を取っておきたいコンテンツを優良なものにするコンテンツSEOの足元を固める作業も忘れないようにしましょう。
まとめ
コンテンツSEOには時間や労力がかかり、中長期的な視点が求められますが、集客効果の長いところが最大の魅力です。
今、コンテンツSEOを始めれば、おそらく3年後には会社の集客力や顧客の属性は今と大きく違うものになっているはずです。
コンテンツマーケティングの第一歩として、ぜひコンテンツSEOを試してみてはいかがでしょうか。